| 黒澤明の世界1(Behind the scene,Kagemusha) |
| この番組は1979年11月放送。テレビに対しては作り方が安易だと批判的だった黒澤監を渡辺清ディレクターが説得し、3年近くをかけて制作したもの。
影武者を制作中の黒澤監督に密着取材してこのドキュメンタリーを制作。それまで知られていなかった黒澤映画の舞台裏に初めてテレビカメラが入り、黒澤明の映画作りにかける凄まじい情熱と執念を描いている。影武者はこの番組の放送の翌年80年に公開され、カンヌ映画祭でグランプリを獲得。番組の中で"あと5本は映画を取りたい"と言っていた黒澤監督は、実際に70歳をこえてから"乱"、"夢"、80歳を過ぎてから"8月の狂想曲"、"まあだだよ"と合わせて4本の映画を作成。さらに亡くなる前には2本の脚本が用意されていた。
この取材にあたって、黒澤監督は、"テレビの取材というのはどこまでやるのか、都合のいいところだけ、つまんでいい加減に放送をしてがダメだ。納得するまで取材できるのか?... 私と付き合うのなら映画のリズムで付き合って欲しい"という条件付きでようやく取材に応じてくれたという。番組製作の渡辺ディレクターはいつ監督にしかられて逃げ出すかと、黒澤組スタッフの賭けの対象にもなりながら、風呂に一緒に入る程徹底的に密着取材を続けたとのこと。黒澤天皇と呼ばれた監督ではあるが、現場を離れるととても紳士的で、明治生まれのしつけの良さが印象に残ったという。
しかし、映像表現には徹底的なこだわりを見せ、影武者のラストシーンで川を流れていく旗さし物の動きが気に入らならないために、建設省と掛け合って川の流れそのものを変えてしまったという。
この番組を見た後、黒澤監督は、"オレはいつもあんなに怒鳴っているのかなあ"と苦笑をして、また、テレビにはテレビにしか出来ない役割りがあるとテレビ制作番組の在り方を認めたという。 これは最初で最後の黒澤明ドキュメンタリーであった。 |
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| Uploaded: July 21, 2008 at 5:58 am |
| Author: MeisakuGekijyo |
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| Length: 00:08:30 |
| Rating: 5.00 |
| Views: 3709 |
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| Tags:
Akira
Kurosawa
黒澤明、影武者、ドキュメンタリー
Kagemusha
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